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0205-011今回、取材させていただいたのは、高松市郊外にある築150年のY邸。茅葺きの青い屋根と白い壁のコントラストや日本庭園が美しい古民家です。もとは庄屋だったという昭和初期の趣を残しながら、現代の暮らしに合うよう間取りや機能性、インテリアも含めリノベーションしました。

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玄関ホールを入ると迎えてくれる、広々とした空間。ちょっとしたトリップ感を感じます。
堂々とした梁や柱、障子に施された欄間、昭和ならではの模様ガラス。そこに敢えてモダンなキッチンや家具、照明器具を合わせることで、いろんな要素がバランスよく調和しているのです。まさにこれがリノベマジック。大野さん曰く「着物に洋服を合わせるような感覚」で、古さを新しく魅せるセンスが光ります。

0205-050施主のYさんご夫妻はお2人とも元教師。お孫さんや教え子たちが遊びに来る時は、料理が趣味というご主人がキッチンに立つそう。ステンレス製のキッチンはシンプルで使いやすく、無機質な素材感やガラス照明の煌きは、まるでバーのような雰囲気。生活感をほどよく緩和してくれます。

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0205-068奥様はリノベーションを通じて「日本家屋の建具の魅力を再発見した」と言います。南向きの家は朝日がよく入り、季節によって日脚の長さが変わっていき、冬は太陽の高度が低いため長く室内にまで日ざしが入り、暖かくなってくると次第に日が入ってこなくなるんだそう。昭和ならではのすりガラスも光をやわらかく通をやわらかく通し、何とも言えない風情を感じさせてくれます。

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0205-031Y邸のリノベーションを手掛けた建築家の大野晃貴彦さん(上写真右)と、工務店を営む吉田和照さん。古民家はリノベーションして終わり、ではなくその後の管理も大切。長く住み継ぐためには信頼できる「人」を探すのが一番の近道かもしれません。桜もちらほら咲き始め、春はもうすぐそこまで来ています。

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【 The Renovation! 建築家:大野晃貴彦】
施主の持家リノベーションで大切なのは、その家の歴史背景や施主の想いをしっかり聞くこと。その上で耐久性や機能性など現況を見極めて家の個性や特長を抽出し、空間として最大限生かす術を考えました。ポイントは経済性と合理性、美的センスのバランス。施主と設計者・施工者がともに協力・理解し合ってコミュニケーションをとり、満足度の高い仕事への努力をしました。

2019.1取材

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