受け継がれる郷土料理には、地域の文化や歴史、昔ながらの知恵がその一品にギュっと詰まっています。
その想いと味を残すべく、月2回(第2・4金曜日)レシピとともに四国の郷土料理について紹介します。

香川の郷土料理「おちらしあめ」
おちらしあめの原料である「おちらし粉」は、「はったい粉」ともいいます。
大麦の一種であるはだか麦を焙煎し、製粉したものです。

香川県は、気候などの栽培条件が適していることから、米の裏作として昔から麦が盛んに生産されてきました。
はだか麦は味噌や麦茶の原料の他、麦ごはんとしても食べられてきました。
はったい粉はそのまま食べたり、湯で溶いて食べたり、各家庭でおちらしあめがつくられていたそうです。

甘いものが少なかった時代には子どものおやつとして親しまれてきました。
おちらしあめは地域によって呼び名が変わり、お隣の徳島県ではげんこつ飴という名で愛されています。
はったい粉やきな粉、米粉、水飴、砂糖、の材料や配合は地域や家庭で異なるそうです。

「おちらしあめ」
材料
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・はったい粉 60g
・はったい粉(まぶし用) 10g
・水飴 50g
・砂糖 30g
・水 20ml

つくり方
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1.バットにまぶし用のはったい粉をひいておく。
2.フライパンまたは鍋に水飴、砂糖、水を入れ、中火でかき混ぜながら溶かす。
3.水飴が煮立ってきたら火を止め、はったい粉を入れて半分入れて、よくかきまぜる。
4.混ざったら残りのはったい粉を入れてさらによくかき混ぜる。
5.「4」を冷まし、手で触れる温度になったら、適当な大きさに分けて棒状に伸ばす。
6.棒状に伸ばしたらバットではったい粉をまぶし、斜めにカットする。
7.切り口にもはったい粉をまぶせば完成。

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はだか麦は食物繊維が豊富で生活習慣予防に効果があります。
大人にも嬉しい健康的なおやつです。
はったい粉の香ばしい風味がクセになります。

 

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IKUNAS/香川県・高松市のデザイン制作会社が年2回発刊(3月下旬・9月下旬)する四国のモノ・コト・ヒトを取り上げたライフタイル誌。香川県の伝統工芸品、産業をはじめとするものづくりや郷土食など毎日の生活にフレーバーを届ける内容を紹介。その中の食の取り組みが「IKUNAS ffood)/イクナス エフ」。