日本人の古来の主食である「米」。
日本国内で100%賄うことのできる食材です。

米は、「稲」「もみ」「わら」「玄米」「米」などと名前を変えながら、私たちの食卓に「飯」として届きます。また、米は食卓に届くまで八十八ほどの手間がかかることから「米」という形の漢字がつくられています。

IKUNAS_fとして、米の一年をあたらめて知りたくて、近所の米農家に取材の依頼をしました。
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24節気の「芒種(ぼうしゅ)」は今年は2020年6月5日から夏至までの期間。
芒のある穀物や稲や麦など穂のでる穀類をの種をまく季節ということからこの名前がついたといわれます。(実際の種まきはもう少し早い時期)この時期に合わせて田植えの準備を進めていきます。

また、1年で1回、3年で3回、10年で10回しか経験できない農作物。
30歳は若手、40歳でもまだまだ若手、と農家さんに言われたのがわかりました。

今回取材させていただいたのは、もみまきです。
2週間ほどの作業をまとめて紹介させていただいています。

事前にもみについた枝梗や芒を取り除きます。
この作業を「脱芒」といいます。

種もみを網袋に入れ、水に1週間ほどじーっくり浸けます。
これを「浸種」といいます。
水分を吸収させることで発芽が促進されます。

袋の色で米の品種を分けています。

次に、機械で田植えを行うための床土をいれた育苗箱を準備していきます。
水を含ませて、水が抜けていったらもみまきを行います。

水分をしっかり含んだ種もみを種まき機に入れてまいていきます。

お米も年に一度しか栽培を行わない農作物なので、それぞれの作業を思い出しながらするそうです。種のまく量も多すぎも少なすぎも悪く、苗をが育った時を想像してもみをまきます。

まいたもみの上に床土をかぶせ、マルチの上に並べ、ビニールのトンネルをつくり、成長を促して稲の苗を育てていきます。

現在、田植えは機械化が進んでいますが、まだまだ手作業で重いものを運んだりと手作業が欠かせません。
当たり前に食べている毎日の食事が当たり前でないということをひしひしと感じます。

また、こちらのazeya farmでは、手植えで行う田植え体験を行っています。
その中の準備としてもみまきを手で行うところから体験できるようになっています。昔はすべてが手作業で人の仕事でした。
こちらは種もみを手で直まきした場所です。わらをのせて成長を促しています。

□農業と二十四節気
現代使われている暦は、地球が太陽の周りを1周するまでを約1年(365日)としています。
1年の中には季節は4等分であらわされる春夏秋冬(春分、夏至、秋分、冬至)があります。その季節をさらに24等分にしたのが「二十四節気」で、旧暦の文化のころに中国から伝わってきました。今よりも農業や林業など自然の中で仕事をしていたころは、季節に重きをおいた暦を日々の生活の目安としていました。

◼︎追記2020.6.2
種もみは1週間でこんなに大きくなっていました。
ドームの中は、発育を促すために湿度が高くムンムンでカメラがくもるほどでした。