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讃岐装飾瓦

讃岐装飾瓦
讃岐装飾瓦
家々の魔除けとして、棟で睨みをきかせる鬼瓦。
厳めしい顔の鬼瓦も、地上に降りると、どこかユーモラスだということに気付いたのは、神内さんの作品に出会ってからです。
讃岐装飾瓦の職人、神内俊二さんの工房は、三木町の見晴しの良い高台にあります。
併設のギャラリーは、なんと神内さんの手づくり。
中にはこれまでに制作されてきた鬼瓦のほか、昔ながらの「ほうろく」やオブジェたちが並んでいます。
※ちなみに「ほうろく」とは、大きなお皿のようなもので、さぬきの伝統食「しょうゆ豆」を煎る時に欠かせない道具のことです。

神内さんは、自らの窯で瓦を焼く、珍しい職人さんです。
もともと、道具師と呼ばれる装飾瓦の職人は、粘土で形を作り、焼ける状態にして納品するのが通常の流れ。その瓦を焼くのは、瓦屋の仕事なのです。
しかしある日、納品先で割られた部分を接着剤で修正されているのを見て、自分の仕事を最後まで見届けたい! と、自分だけの窯を持つことにしたのでした。

と言っても、当初は試行錯誤の繰り返し。
作品に瓦独特の「いぶし銀」を出すまでに、窯を一つ壊してしまったほどです。
「最終的には知り合いの、元瓦屋さんに聞いて、教えてもろうたんやけどなぁ。なんぼやってもうまいこといかんけん、あずったんや(困った)。」
そう言う神内さんの顔はとても楽しげで、さぬきの方言が、ポンポン飛び出してきます。
讃岐装飾瓦

讃岐装飾瓦淡路島の土。少し湿り気があり、さらさらの手触り。
讃岐装飾瓦
讃岐装飾瓦
屋根の上にあること以外にも、新しい鬼瓦の役目を探して、今も様々な商品が生まれています。それは自分の窯で、自由に焼けるという強みがあったからかもしれません。2010年には、「鬼瓦どんぶり」が、かがわ県産品コンクールにて最優秀賞を受賞するなど、活躍されています。

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