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香川・瀬戸内のモノづくりを見て、触れて、生活を愉しむ場、「kitahama blue stories」。
IKUNAS ROOMで現在展示中の「家具と暮らすvol.2」も、明日19日までとなりました。
今日は、家具「whisky oak series」第二話。
前回のお話は、こちらから。

ウィスキーの樽材から作られた「whisky oak series」は、どのような工程を経て作られているのでしょうか。
ウィスキーを作るには、「樽」の素材選びからこだわり、100年以上育つオーク材を使用します。
その後ウィスキーを作り続けて30~40年経過した樽は、熟成されたウィスキーが染みこみんでいます。

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「whisky oak series」を作るカトミは、国産ウィスキーメーカーからウィスキーの樽材を独自のルートで仕入れ、
まずはタイの工場へ送ります。そこでは、一つ一つ樽をばらし、家具として使える素材まで一貫して制作を行います。

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樽は、その形から想像する通り、中央に向かい湾曲になっています。
ばらした樽材は、蒸した後プレスすることで、まっすぐな状態に戻ります。焼いて炭化させた樽の内側は、真っ黒の状態になっています。プレスした後、充分乾燥させた木材を、職人の目と技術で、表面を何度も何度も削っていきます。上質な家具にするために、地道ではありますが、重要な作業となります。

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樽材とした使われていたため、1本1本の幅は広くないので、つなぎあわす必要があります。
また表面を削る際、使えない状態の部分は外すため、短い木材もでてきます。それらを長く1本にするために、まず職人が目視して組み合わせた上で、つなぎあわせていきます。

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全て同じ大きさの1枚板に加工し、はじめて家具をつくる素材ができあがります。
そしてカトミのもとに送られてきた素材は、家具職人の技術により、「whisky oak series」が作られていきます。

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もともとカトミは、ウィスキー樽材で自社ブランドを作っていました。その時は、全て国内で加工をしていましたが、販売代理店と新たに契約し、新ブランドとして「whisky oak series」を始動、2年目ぐらいから国内での生産では追い付かなくなり、素材までをタイでの作業に切り替えたそうです。

今では全60アイテムある「whisky oak series」。味わい深い樽材を再利用した上質な家具は、これから先、使い手によって何十年とストーリーが作られていくことでしょう。
カトミの代表 石田さんは、「香川で『KAGU・cafe』※をオープンさせたのは、実際に家具を見て座ったりしていただくことで魅力を伝えることはもちろんのこと、将来的に、使い終わった家具を廃棄するのではなく使い手から引き取り、補修を行ってアンティーク家具としてまた世に出すことを考えている。市場が循環することで、今問題とされている木の伐採などからの自然環境の保持は、生産する我々から取り組まなければならない。」と語っていました。

「whisky oak series」他、カトミが作る家具は、使い手のその未来のことも考えた家具作りを日々行っています。
「kitahama blue stories」IKUNAS ROOM内では、明日19まで「whisky oak series」を実際にご覧いただくことができます。
実際のご注文はオーダーとなりますので、スタッフまでお声がけください。

香川の漆とともに、コラボ展示が実現した「家具と暮らすvol.2」。
どちらも職人の確かな技術から生まれたからこそ、上質で長く愛用することができる逸品です。
みなさまのお越しをお待ちしております。

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kitahama blue stories
〒7600031 香川県 高松市高松市北浜町4番地10
TEL:087-823-5220
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文中内 ※
KAGU・cafe
〒761-0104 香川県高松市高松町2513−10
TEL:087-899-6811
https://www.facebook.com/KAGU.cafe.Kagawa/
「whisky oak series」は、常時「KAGU CAFE」でご覧いただくことができます。