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讃岐のり染

200年以上の歴史を持つ香川県の伝統的工芸品「讃岐のり染」。
その技法を受け継ぐ大川原染色本舗(高松市)は、獅子舞の油単(ゆたん)、大漁旗、結婚や誕生の祝い旗など、古きよき文化を継承し、今に伝えてきました。現在でも暖簾や壁掛け、ハッピ、横断幕など、暮らしの中の「ハレの日」を色鮮やかに彩っています。
日常や「間」を仕切る―。1枚の布を通じて人と人、場所と場所、時間と時間がゆるやかにつながる様には、何とも日本的な風情があります。

「讃岐のり染」の起源については定かではありませんが、江戸時代には高松城下にたくさんの染物屋が軒を連ねていたそうです。「のり染」は、うるち米に塩や石灰を混ぜてつくる「のり」を布に置くことで染まらなくするという技法で、現在7代目の大川原誠人さんが、その技術を受け継いでいます。
 色をつけない部分にのりを置く作業を「のり置き」といい、切り抜き型の筒に穴をのりを置く方法と、ケーキのクリームのようにのりを搾り出す「筒」という技法があります。「讃岐のり染」は「筒」を使うのが特徴で、絹地に花鳥風月や勇壮な戦国武将などが描かれた豪華絢爛な油単は香川ならではのものです。

讃岐のり染の工程

讃岐のり染の工程

京都の大学で芸術を学び、1997年に家業を継いだ誠人さんは、伝統を受け継ぐ一方で、自身の「表現」としてのアート作品や、現代の暮らしに合うモノづくりにも挑戦しています。2011年からは香川の地場産業と異業種コラボを行う「讃岐ざんまい」に参加し、新たなブランド展開も行っています。華やかな牡丹やドット柄に染めた布を使ったトートバッグ(tote)や小風呂敷(tutumu)、タペストリー(ten ten kake)など、どの作品もモダンながらどこか懐かしい雰囲気。洋にも和にもなじみながら、持つ人の個性を引き出してくれます。ハレの日にも日常にも、独特の存在感を放つ「のり染め」の魅力。歴代の創意工夫が生み出した染物は、讃岐の民俗や風習、時代の空気感を如実に映し出しています。

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IKUNAS vol.6 2017年9月30日発行
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